滋賀酒の特徴

滋賀県の清酒は、総じて肉厚な味わいの中に濃醇な旨味を感じることができる純米酒が特徴的である。

口当たりは、さわやかな酸味を感じながらも、おだやかな旨味や甘味が膨らむ滋味深い味わいが感じられる。

香りは控えめながらも、炊き立てのご飯のように米に由来する香りのほかに、酵母により形成される果実様の香りを感じることができる。

このような味わいを持つ滋賀の清酒は、琵琶湖で獲れた旬の鮎やホンモロコ、さらには琵琶湖固有のビワマスやスジエビそして、セタシジミなどの穏やかで上品な味わいのある素材に大変相性が良くまた、特産の近江牛については、すき焼きにしゃぶしゃぶ、ステーキなど口中に旨味が広がる味わいに素晴らしいマリアージュを発揮し、至福の時を感じさせることができる。

滋賀県酒造組合 事務局長 澤 友二

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